今年度のセーフティアドバイザー実技体験講習会は、2025年7月17日(木)に二本松エビスサーキット西コースにて開催いたしました。
本講習会は、(一社)日本自動車連盟福島支部の協力の元、福島県自動車販売店交通安全推進協議会にて主催しており、会員ディーラーの従業員を対象に、日常では行わない操作や技能を実体験しもらい、自動車の特性や限界性能について深く理解し、セーフティアドバイザーとして自動車ユーザーや各社従業員へのアドバイスに役立てることを目的としています。
なお、使用している車両は、実際に参加者が使用している車両で受講しております。
今年の講習会は、13名の受講者に参加していただき、日常では体験できないさまざまなシチュエーションでの車の運転操作を体験していただきました。
また、本年はご来賓として、福島県警察本部様にもご出席ならびにご視察いただき、大変有意義な講習会となりました。
【以下講習の様子】
〇まずは準備体操
座ってできるドライビングストレッチの様子です。
体操の詳細は、JAFホームページより検索の上、ご覧ください。
①運転の基本の確認
2グループに分かれ、①死角の確認と②正しい運転姿勢についてそれぞれ交代で受講されました。
まずは、死角に関する受講グループ
まずはぐるっと車の周辺の様子を確認 次に運転席から事前に見た障害物を確認
死角が原因の事故はどのようにして起こるのかというお話もありました。
続いて、正しい運転姿勢のグループ
正しい運転姿勢はどうすればいいのか?JAFインストラクターによるデモンストレーションを確認。
両グループが、死角および正しい運転姿勢を学んだあとは実際に自車に乗り、正しい姿勢を実践。
準備が出来たら、実技開始です。
②スムーズなハンドル操作
ハンドル操作や車幅間隔、内輪差を意識してスラロームを実践
コースの後半はゲートを利用し、より車幅を意識できるコースにも挑戦していただきました。
※詳細は動画をご確認ください
③正しいブレーキ操作(急制動体験)
緊急時の急ブレーキについて、時速30㎞と時速40㎞の2パターンを体験していただき、
制動距離や急ブレーキをかけるまでの反応の違いを体験していただきました。
赤信号が灯ったら急ブレーキ開始 ※詳細は動画をご確認ください
④運転と反応・危機回避
緊急時にハンドル操作で回避する難しさを体験していただきました。
※進行方向の奥側にある信号機が、点灯した側と逆方向へ回避
これは、点灯した側から、何かが飛び出してきたという想定です。
奥側の信号がどちらにつくかはランダムです ※詳細は動画をご覧ください
⑤滑りやすい路面でのABS体験
白いゴムマットに水を撒いて滑りやすくしています。
急ブレーキをかけ、ABSの効果やブレーキ操作を体験していただきました。
係員が赤旗を上げたら急ブレーキ ※詳細は動画をご覧ください
ここで受講者のコメントを一部紹介いたします
・運転席からの死角が思った以上に多く驚いた。
・速度が10km変わるだけで、反応の余裕の違いが実感できた。
・ABSを体験したことが無く、実践できて非常に良かった。
来年も、当実技体験講習会を実施する予定ですので、この貴重な機会にぜひご参加ください!!